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デイリーマン2020年6月号にキーナンミキサーの紹介記事が掲載されました

July 13, 2020

酪農専門誌のデイリーマン2020年6月号にキーナンのミキサー『キーナン・メックファイバー』の紹介記事をご掲載いただきました。

オルテックは2016年にアイルランドのキーナン社をグループに迎え、日本をはじめ世界各国で一層のご支持をいただいてまいりました。

『キーナン・メックファイバー』マシンの最大の特徴は、独自のミキサー機構だけではなく、そこから生み出される飼料そのものでもあります。『メックファイバーミックス』と私たちが呼ぶキーナンミキサーによって加工される粗飼料は独自の繊維構造を持ち、混ざりが均一で、空気を含んだ見た目は“ふわっとしている”と言われることが多いです。コンサルタントや獣医士の先生方がしっかりとした戦略に基づいて設計した飼料も、きちんと均一に混ざっていなければ狙っていた通りの栄養計画は実現できません。繊維性飼料原料をそろった長さに確実に切断し、様々な形状のその他飼料原料とムラなく均一に混ぜ、すべての牛の口に設計した通りの栄養を届けることは、生産コストの70パーセントを占めることもあると言われている飼料を最大限に健康と生産に活用し、目指す成績を実現するためにとても大切なことです。実際、キーナンのマシンの使用が牛の成績や飼料効率の改善に貢献することが数多くの事例で確認されています。

 

『メックファイバーミックス』を生み出す特別な構造の特徴の中で主なものは、まず内部の横軸に備えられた6本の独自構造を持つパドルです。3本ずつ、撹拌室内部の前後に互い違いに配置されたこれらのパドルにより、投入された飼料がムラなく全体的に混合でき、また優しい回転運動によりボディに沿って持ち上げられ、適切に空気が内部に含まれます。そしてこのパドルの動きと連動して大切な働きをするのが、次の特徴である底部のナイフです。一般的なミキサーとは異なり、特徴的な角度をつけられたナイフが、パドルに入った切込み(スリット)がぴったりと通過するような配置で底部に数多く設置されています。回転に伴って繊維性飼料原料がこのナイフに押し当てられ、確実かつ正確に切断されます。

また、オプションのロールサイレージ裁断機である『ベールブレンド』はミキサー上部に据付が可能で、リズミカルかつ力強い動きでほぐしながらロールサイレージを内部へ投入できます。(サイレージの硬さや形状、大きさにより、事前に分割していただく必要のあることもあります。)

キーナンのミキサーは基本的には大変シンプルで堅牢な造りをしています。定期的なグリーシングやチェーンの張り調整などの簡単な整備・点検で安心して長くお使いいただけます。

さらに、キーナンのミキサーの優れた点として、様々な牛舎の形状やサイズ、飼育頭数や飼料のタイプ、機械的環境に合わせてお選びいただける幅広いサイズ(容量)展開と細やかなカスタマイズ対応も挙げられます。ご注文を受けてから一台一台、熟練の職人がアイルランドの工場で、手作業で作り上げるため、牛舎内通路の幅や給餌位置に合わせた給餌トレーの長さや前後左右など位置の変更、エレベーターの装備などの選択のほか、車高の上げ下げなどにも細やかに対応が可能です。さらに、国内ですでにトラック搭載対応の実績もあります。

今後はユーザー様向けロイヤリティプログラムなど、ご購入後のサービス及びカスタマーエクスペリエンスの充実や、実機の見学イベントなど、キーナンをご体験いただける場を一層増やせるようにも努力してまいりたいと思っております。

次の一台の選択肢には、是非キーナンも加えてください!

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